このブログは、自分の知識・経験・ノウハウを出版したい人向けの内容です。

出版業界の全体像から、コンテンツの整理の仕方、編集者にアプローチする際に気を付けることなど、作家かつ出版社経営者の立場からお伝えしていきますね。

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本の出版方法は、主に4種類

出版社が費用負担し本を出版できる「商業出版」

商業出版

商業出版とは、デザイン費用、印刷代など、出版に関する費用を出版社が負担をして、紙の本を出す出版方法です。
商業出版のメリットとしては、以下の4点があげられます。

1、著者の費用負担がない
2、書店に本が並び、ベストセラーを目指せる
3、本業のビジネスで活躍できる
4、著者になれる

詳細は、次の章で解説しますね。

デメリットとしては、ハードルの高さになります。
出版社は出版に関する費用負担する分、「この本は売れるのか?」と出版企画を厳しくチェックします。

・出版企画書を書く
・編集者に認めてもらう
・出版社の出版会議を通る

このいった段階を踏んで、ようやく本を執筆していくことになるので、それだけ初心者が商業出版を実現するハードルは高いとも言えます。

商業出版のハードルについては、以下の記事でも解説しています。

参考:あなたの商業出版を妨げる壁を乗り越えよう

ただし、出版社から「出版しませんか?」とオファーが来たとしても、それは「自費出版」に当たる場合がよくあります。
詳しくは以下の記事をチェックしてください。

参考:それって自費出版かも! 自費出版の見分け方を解説します。

Amazon等で無料で出版・販売できる「電子出版」

電子出版

電子出版とは、コンテンツがあれば、誰でも無料でデジタル媒体で出版できる方法です。「自分のコンテンツを本にしたいな」と考えた際に、電子出版を考える方も多いと思います。

電子出版のメリットとしては、「無料」と「簡単さ」です。
Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングに登録すれば、誰でも簡単にAmazonから電子書籍を販売できます。さらに、2021年10月には、Amazonが電子書籍を紙の書籍でも販売できるサービスも開始しました。
自分のコンテンツがオンラインで公開されるので、認知効果も多少あるでしょう。

商業出版を目指している方でこう考えるケースがよくあります。

「まずは電子書籍で実績つくり!」
「電子書籍が商業出版になる!」
「出版社では認められないので、電子書籍で出版しよう!」

しかし、これは大きな間違いです。

電子出版のデメリットとしてあげられることは以下の3つです。

1、電子書籍は売れない
2、電子書籍で出したコンテンツが、そのまま紙の本になることは、まずない
3、「自前の電子書籍」は、業界では出版とみなされない

詳しくは、下の記事でも解説しているので、「電子出版」を考えている方は一度チェックすることをオススメします。

参考:自前で電子書籍を出しちゃうと、こうなります。

自由度が高いが、費用負担が必要な「自費出版」

自費出版

自費出版とは、著者がお金を負担して出版することです。印刷代やデザイン費、その他のコストを負担し、さらには出版社の利益まで補填して出版するケースもあります。
「自己出版」や「個人出版」という表現もありますが、費用を自己負担するという意味ですべて一緒です。
広い意味では、次に解説する「共同出版」も、出版に関する費用を一部自己負担するので、「自費出版」と言ったりします。

自費出版のメリットは、「自由度」にあります。
本のコンセプトや内容やデザインもすべて自由なので、著者のこだわりをすべて反映させることができます。

自費出版のデメリットは「費用負担」になります。
自費出版にかかる費用は、300万円程度が相場です。
また、有名な出版社に依頼すると、その倍の600万円〜1000万円くらいかかるケースもあります。

出版社と著者が費用を折半する「共同出版」

共同出版

共同出版は、出版社と著者が費用を折半して本を出版する方法です。
協力出版という場合もあります。

共同出版のメリットは、「出版実績」「認知度向上」という点です。
著者が費用を負担するという点を除けば、出版企画書を作り、出版社の会議で承認が得て、書店に書籍が並ぶという、商業出版と同じような過程で本を出版することができます。
なので、本の出版を活用すれば、自分のビジネスを飛躍させることも可能です。

共同出版のデメリットとしては、「費用負担」にあります。
出版社は最初から費用負担の話をしてくる場合はほぼないです。出版作業を進めていくと、費用負担を持ちかける場合も多くあります。
なので、出版にかかわるお金の話は、最初に著者自身から確認するようにしましょう。

悪質な費用負担例としては、
「お金をくれれば、あなたの本を100%出版します」とセールスしてくる場合です。

これ、実質「自費出版」です。
商業出版は、出版社の会議で出版を決めます。つまり決定権のある第3者が出版を判断するので、出版企画もできていない段階で「100%出版します」はありえないです。

重要なポイントなので、以下の記事もチェックしてくださいね。

参考:それって自費出版かも! 自費出版の見分け方を解説します。

商業出版を選ぶべき4つの理由

著者の費用負担がない

本を出版なら商業出版がおすすめ

商業出版は、出版に関わる費用を出版社が負担します。
その分、編集者や出版社も「このコンテンツは売れるのか?」と、出版企画を厳しくチェックします。
裏を返せば、編集者や出版社が求める出版企画の考え方が分かれば、出版初心者でも商業出版できる可能性はぐっと高まります。
事実、ぼくの出版塾では、「出版が決まる出版企画書の書き方」を教えていて、400名以上の出版初心者が商業出版を実現できています。

また、前述した通り、後から費用負担に関する相談をされる場合もありますので、その点も最初に編集者とはっきりさせることが大切になります。

書店に本が並び、ベストセラーを目指せる

本を出版なら商業出版がおすすめ

商業出版ができれば、あなたの本が書店に並びます。
さらに、ベストセラーにしたいなら、書店に本が並び、書店で本が売れることがとても重要になります。
今では、ネットで本を買う人が多いですし、「Amazonで売れた方がいいのでは?」と考える方もいますが、実は、Amazonだけで売れる本がベストセラーになることはありません。

リアル書店に本が並ぶこととベストセラーの関係については、下の記事で解説しています。

参考:本がベストセラーになるプロモーション方法

本業のビジネスで活躍できる

本を出版なら商業出版がおすすめ

商業出版をした方のプロフィールや名刺を見ると、「出版実績」「Amzonランキング〇〇部門1位」といったフレーズをよく見ます。
もちろん、出版実績による権威性や信頼を示すことができますので、ビジネスが有利になることはあります。
しかし、このように「出版を名刺代わりにする」マインドで出版に臨むと、本当に名刺レベルの影響力しか出せなくなります。

ぼくが考えるビジネス活用の利点はここではありません。
それは、「出版した本を自分専門の営業マンにする」ということです。

参考:出版した本は名刺ではなく自分専門の営業マンにするべき

著者になれる

本を出版なら商業出版がおすすめ

何を当たり前のことを言ってるんだ、と思うかもしれませんが、出版経験がない人と、出版経験がある著者とでは、大きな差があります。
先に言っておくと、ここでいう出版経験に電子書籍は含まれません。電子書籍を何冊出していても、出版業界では「本を出した人」として扱ってもらえません。

商業出版をすると、著者のステージに上がります。
社会的には本は年々売れなくなっていますが、紙の本を出したことがある人に対するリスペクトはとても大きいです。

さらに2冊以降を出版できていれば、このような効果があります。
3冊出版すると、出版社から「本を出してください」とオファーが来て、企画書なしでも本を出版できるようになります。
そして、5冊出すと、メディアからの取材が絶えず、露出が増えていきます。

ここまで出版の種類やなぜ商業出版が良いのか、について解説してきました。

次の章からは、初心者が出版する方法を解説していきます。

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【STEP1】出版の全体像を知る

本を出版したら、こうなります

本を出すメリット、本を出したら何がどう変わるか? 戦略的に本を出した著者がどんなメリットを得ているか、解説します。

本を出版すれば自分のメッセージを拡散させることができます。信頼性が生まれ、よりあなたのビジネス・活動に興味を持ってくれる人が増えますね。
また、さらに大事なのが「本を出版する過程で、自分の価値と軸が明確になり、それを言語化できる」ということ。
自分の価値を、相手がわかるように言語化している人は、じつはかなり少ないです。

伝えているつもりで伝わっていない、自分視点から抜けられず顧客の視点になっていない、などなど、じつは価値がお客さんに伝わっていないケースがとても多い。
本を出版する過程で、自分の軸が明確になり、自分の価値が自然に言語化されます。だから本を出版している人はより一層ビジネスで活躍するのです。

出版するまでのスケジュール

本を出版するにはどれくらい時間がかかる? どんなステップがある?
本づくりの過程をまとめて解説します。

参考:出版に向けてのタイムスケジュール

出版業界って、こんな世界です

出版業界は、他の業界と違い、かなり特殊な習慣、ルールがたくさんあります。
それを理解するためには、出版業界の全体像を知る必要があります。

参考:出版ってどんなもの?

【STEP2】出版する内容をまとめる

出版するために、あなたがしなければいけないこと

本を出したいと思ったら、出版業界の商習慣に則って、「出版企画書」を書き、それを出版社に見せてOKをもらわなければいけません
一言でいえばそれだけですが、具体的にはどんなことをしなければいけないのでしょうか?

参考:USPのつくり方

参考:編集者は、出版企画書のココを見ている

出版するために、絶対にしちゃいけないこと

本を出版したい著者が「やってはいけないこと」があります。
たとえば、
「手あたり次第、出版社に企画書を送りつける」
「出版が決まる前に、原稿を書いてしまう」
など。
他には、こんなこともNGです……。

参考:出版に対する誤解トップ3

参考:出版できる人が押さえているポイント

出版企画書の書き方、フォーマット

本を出すためには、出版企画書を書いて、出版社に見せ、OKをもらわなければいけません。
「企画書」と聞くと、パワーポイントで作成したプレゼン資料をイメージする方も多いかもしれませんが、出版業界ではパワポはNGです。
では、出版企画書にはどんなフォーマットで、どんなことを書かなければいけないのでしょうか?

参考:正しい出版企画書のフォーマット

参考:出版企画書は、こう書かなければいけない

 

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【STEP3】本を出版する方法を決める

出版社へはどうやってアプローチする?

出版社は本を出す会社です。
ですが、どんな本でも出すわけではありません。
出版社によって「扱っている専門ジャンル」があります

たとえば、ビジネス書を専門に扱っている出版社に、美容やダイエットの企画を見せてもOKもらえるはずがありません。
自分の企画に合った出版社にアプローチしなければいけません
どうやって? その概要を解説します。

参考:自分に合った出版社の選び方

電子書籍と自費出版って、どうなの?

「電子書籍を出せばブランディングになる」
「今はAmazon主流だから、電子書籍の方が紙の本より売れる」
「自費出版でも、読者には見分けがつかないから効果は同じ」

など、いろんなことが言われています。
実際は、どうなんでしょうか? 電子書籍と自費出版のホントのこと教えます。

参考:自前で電子書籍を出しちゃうと、こうなります

【番外編】編集者ってこんな人たち

編集者は、一般のサラリーマンと違い、かなり特殊な職業です。
スーツを着ることは少なく、多くの編集者が夜型です。
自分が興味を持っている分野の本を作ろうとし、トップダウンで「こういう本を作りなさい」と指示されることはレアケースです。
さらに、編集者は超忙しい。
ぼくらが本を出すときに一緒に仕事をする編集者はこんな人たちです。

参考:注意点あり! 出版企画書を編集者に見てもらう方法

参考:編集者は、出版企画書のココを見ている

【STEP4】出版する本をベストセラーにする

本の売り方、プロモーション方法

本は出版すれば自然に売れていくわけではありません。「売る努力」が必要です。
そして、自分の本は著者が自ら売っていかなければいけません。「ゼロ」を「1」にするのは著者の役割なんです
よく「出版社は何もしてくれない」と嘆いている著者がいますが、それは単なる勘違い。

出版社の役割は、「売れてきた本をさらに売れるようにすること」です。
まずその本が売れなければいけません。
では、著者はどんな努力をすればいいのでしょうか?

参考:本がベストセラーになるプロモーション方法

まとめ:出版への最初の一歩が踏み出せない方へ

「いつか本を出版したい」

そう思ったことがあるなら、今すぐ行動してください。

出版業界は、残念ながら右肩下がりでどんどん売上が落ちています。
それとともに、街中の書店さんが、どんどん減っています。

書店が減ってしまうと、出版社は本を並べることができません。
そして、どんどん初版(初回の印刷部数)が減っていってます。

かつて、ぼくが出版社の経営を始めたころ、1万部スタートが当たり前でした。
でも今は初版4000部が普通です。
場合によっては、2000部や1500部からスタートということもあります。

書店がさらに減ってしまえば、この初版がもっともっと減っていきます。
となれば、出版社はもっと少部数で商売をしなきゃいけなくなりますが、
人件費や家賃は固定でかかってしまいますね。

ではどうするか? 著者に制作費を負担してもらう「自費出版」がメインになっていくのです。
実績がない著者には、自費出版を提案するのが「当たり前」になっていきます。そして現に、もうすでにその傾向は始まっています。

はやく行動しなければ、あなたの本は自費出版になってしまいます。

「でも、原稿を書く自信がない……」

そういう不安もあるかもしれません。
ですが、それについてはご安心を。

出版業界は、「ライター」がいます。「ライター」とは、新聞記者のように相手にインタビューをして記事(原稿)を書く人のことです。

このライターさんに依頼すれば、みなさんは自分の本を自分で書く必要がなくなります。みなさんは、原稿を書く代わりに、ライターさんからの質問に答えればそれでOK。要はインタビューを受ければそれで本ができてしまうのです。

インタビューは、「2時間×3回or4回程度」です。毎週土曜日の午前中を、そのインタビュー時間に充てれば、1カ月で原稿ができてしまうということですね。

もちろん、原稿の最終チェックは、あなた自身が責任を持ってやってくださいね。でも、あなたは「書く必要がない」のです。

出版に向けて行動しない理由はありません。
「いつか本を出してみたい」ではなく、「今年こそ本を出版しよう!」と決めてください

「出版に向けて行動する! ……といっても、何をすればいい?」

本を出すためには、出版企画書を書かなければいけません。まずはそこからです
そして、出版企画書が書けたら、出版社にアプローチを始めます。

この手順について詳しく知りたい方は、ぼくが開催している「編集者が飛びつく企画書のヒミツ」セミナーにいらしてください。
きっと世界がガラッと変わりますよ^^

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