このブログは、自分の知識・経験・ノウハウを出版したい人向けの内容です。
出版業界の全体像から、コンテンツの整理の仕方、編集者にアプローチする際に気を付けることなど、作家かつ出版社経営者の立場からお伝えしていきますね。
Contents
【STEP1】出版の全体像を知る
本を出版したら、こうなります
本を出すメリット、本を出したら何がどう変わるか? 戦略的に本を出した著者がどんなメリットを得ているか、解説します。
本を出版すれば自分のメッセージを拡散させることができます。信頼性が生まれ、よりあなたのビジネス・活動に興味を持ってくれる人が増えますね。
また、さらに大事なのが「本を出版する過程で、自分の価値と軸が明確になり、それを言語化できる」ということ。
自分の価値を、相手がわかるように言語化している人は、じつはかなり少ないです。
伝えているつもりで伝わっていない、自分視点から抜けられず顧客の視点になっていない、などなど、じつは価値がお客さんに伝わっていないケースがとても多い。
本を出版する過程で、自分の軸が明確になり、自分の価値が自然に言語化されます。だから本を出版している人はより一層ビジネスで活躍するのです。
出版するまでのスケジュール
本を出版するにはどれくらい時間がかかる? どんなステップがある?
本づくりの過程をまとめて解説します。
出版業界って、こんな世界です
出版業界は、他の業界と違い、かなり特殊な習慣、ルールがたくさんあります。
それを理解するためには、出版業界の全体像を知る必要があります。
参考:出版ってどんなもの?
【STEP2】出版する内容をまとめる
出版するために、あなたがしなければいけないこと
本を出したいと思ったら、出版業界の商習慣に則って、「出版企画書」を書き、それを出版社に見せてOKをもらわなければいけません。
一言でいえばそれだけですが、具体的にはどんなことをしなければいけないのでしょうか?
参考:USPのつくり方
出版するために、絶対にしちゃいけないこと
本を出版したい著者が「やってはいけないこと」があります。
たとえば、
「手あたり次第、出版社に企画書を送りつける」
「出版が決まる前に、原稿を書いてしまう」
など。
他には、こんなこともNGです……。
参考:出版に対する誤解トップ3
出版企画書の書き方、フォーマット
本を出すためには、出版企画書を書いて、出版社に見せ、OKをもらわなければいけません。
「企画書」と聞くと、パワーポイントで作成したプレゼン資料をイメージする方も多いかもしれませんが、出版業界ではパワポはNGです。
では、出版企画書にはどんなフォーマットで、どんなことを書かなければいけないのでしょうか?
【STEP3】本を出版する方法を決める
出版社へはどうやってアプローチする?
出版社は本を出す会社です。
ですが、どんな本でも出すわけではありません。
出版社によって「扱っている専門ジャンル」があります。
たとえば、ビジネス書を専門に扱っている出版社に、美容やダイエットの企画を見せてもOKもらえるはずがありません。
自分の企画に合った出版社にアプローチしなければいけません。
どうやって? その概要を解説します。
電子書籍と自費出版って、どうなの?
「電子書籍を出せばブランディングになる」
「今はAmazon主流だから、電子書籍の方が紙の本より売れる」
「自費出版でも、読者には見分けがつかないから効果は同じ」
など、いろんなことが言われています。
実際は、どうなんでしょうか? 電子書籍と自費出版のホントのこと教えます。
【番外編】編集者ってこんな人たち
編集者は、一般のサラリーマンと違い、かなり特殊な職業です。
スーツを着ることは少なく、多くの編集者が夜型です。
自分が興味を持っている分野の本を作ろうとし、トップダウンで「こういう本を作りなさい」と指示されることはレアケースです。
さらに、編集者は超忙しい。
ぼくらが本を出すときに一緒に仕事をする編集者はこんな人たちです。
【STEP4】出版する本をベストセラーにする
本の売り方、プロモーション方法
本は出版すれば自然に売れていくわけではありません。「売る努力」が必要です。
そして、自分の本は著者が自ら売っていかなければいけません。「ゼロ」を「1」にするのは著者の役割なんです。
よく「出版社は何もしてくれない」と嘆いている著者がいますが、それは単なる勘違い。
出版社の役割は、「売れてきた本をさらに売れるようにすること」です。
まずその本が売れなければいけません。
では、著者はどんな努力をすればいいのでしょうか?
まとめ:出版への最初の一歩が踏み出せない方へ
そう思ったことがあるなら、今すぐ行動してください。
出版業界は、残念ながら右肩下がりでどんどん売上が落ちています。
それとともに、街中の書店さんが、どんどん減っています。
書店が減ってしまうと、出版社は本を並べることができません。
そして、どんどん初版(初回の印刷部数)が減っていってます。
かつて、ぼくが出版社の経営を始めたころ、1万部スタートが当たり前でした。
でも今は初版4000部が普通です。
場合によっては、2000部や1500部からスタートということもあります。
書店がさらに減ってしまえば、この初版がもっともっと減っていきます。
となれば、出版社はもっと少部数で商売をしなきゃいけなくなりますが、
人件費や家賃は固定でかかってしまいますね。
ではどうするか? 著者に制作費を負担してもらう「自費出版」がメインになっていくのです。
実績がない著者には、自費出版を提案するのが「当たり前」になっていきます。そして現に、もうすでにその傾向は始まっています。
はやく行動しなければ、あなたの本は自費出版になってしまいます。
そういう不安もあるかもしれません。
ですが、それについてはご安心を。
出版業界は、「ライター」がいます。「ライター」とは、新聞記者のように相手にインタビューをして記事(原稿)を書く人のことです。
このライターさんに依頼すれば、みなさんは自分の本を自分で書く必要がなくなります。みなさんは、原稿を書く代わりに、ライターさんからの質問に答えればそれでOK。要はインタビューを受ければそれで本ができてしまうのです。
インタビューは、「2時間×3回or4回程度」です。毎週土曜日の午前中を、そのインタビュー時間に充てれば、1カ月で原稿ができてしまうということですね。
もちろん、原稿の最終チェックは、あなた自身が責任を持ってやってくださいね。でも、あなたは「書く必要がない」のです。
出版に向けて行動しない理由はありません。
「いつか本を出してみたい」ではなく、「今年こそ本を出版しよう!」と決めてください。
本を出すためには、出版企画書を書かなければいけません。まずはそこからです。
そして、出版企画書が書けたら、出版社にアプローチを始めます。
この手順について詳しく知りたい方は、ぼくが開催している「編集者が飛びつく企画書のヒミツ」セミナーにいらしてください。
きっと世界がガラッと変わりますよ^^
編集者が飛びつく企画書のヒミツへの申し込みはこちら
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