どんな切り口にすれば売れる本になるの?
多くの著者が悩むところだと思います。
そこで今日は本のテーマをどうやって決めたらいいかを
解説しますね。
大前提として認識してもらいたいのは、
「読者は著者の説教話を聞きたいわけじゃない」ということ。
本は商品です。
お金を払って買ってもらう商品です。
ふつうの商品を買うときと同じで、
本も「消費者が自分にとって意味があるから買う」わけですね。
読者は、この本を読んだら
きっといい事があるだろうな、と思って読みます。
著者の想いや主張なんて
読者からしたら「どっちでもいい」のです。
でも、本を書こうとする著者の多くが
「こういうことを世の中に広めたい」
「こういうことを語りたい」
と自分目線で書こうとします。
残念ながらそういう本は売れません。
売れないどころか、その企画が本になることはないでしょう。
ズバリ言って、
本は、読者の課題を解決する内容か
読者の願望を実現する内容
でなければいけません。
(写真集や小説、ポエムは別です)
こう考えると、本を出版するときに選ぶテーマを
どんなものにすればいいかがおのずと見えてきます。
あなたが最初に自分に投げかける問いは、
「何を書きたいか?」ではなく、
「自分は誰が救えるか? 誰を助けられるか?」です。
自分が持っている情報や知識、知恵で
誰のどんな悩みを解決できるかを考えることが第一歩です。
じつは、この質問に答えることができれば
あとはそれほど難しくはありません。
そして、
自分の専門知識・スキル、経験を活かして誰を救えるかを考える。
それが見えたら、次にようやく「自分が言いたいこと」を考えます。
その「救えること」の中で、
自分が言いたいこと、世の中に伝えたいことを考えてください。
自分は何をやりたいのか?
どのジャンルの話をしている時が楽しいのか?
何が得意なのか? などなど。
ここでポイントになるのが、
「居酒屋で数時間(ウザく)語れるもの」を選ぶこと。
居酒屋でお酒を飲みながら、
自分のこだわりや細かい知識、
他の人が知らないような小ネタを
数時間くらい語れるテーマじゃないと、
本にまとめるのは厳しいです。
逆にそれくらい熱を持っているネタだったら
本にもなりやすいし、原稿も書きやすい。
多くの著者がこの「言いたいこと」「得意なこと」を
最初に考えてしまいます。
だからなかなか本の企画が作れない。
あくまでも本は「課題解決」「願望実現」です。
1.誰を救えるか?
2.その中で自分がウザいほどこだわりを持ってるものは何か?
です。
ここを外してしまうと、
出版はなかなか実現しませんので、
ぜひしっかりと認識をしておいてください^^
【東京・大阪・福岡で定期開催中!】
木暮太一が本を出版する方法を伝授!