今日は、前回の記事の続きです。
前回の記事:本を出版するために、実は〇〇は不要
本を出版するために必要なこと、不要なことを
改めて整理します。
前回、「出版するのに不要なこと」をお伝えしました。
ブログやメルマガはいらないって話でしたね^^
※前回の記事に対して質問が来たので
この場でお答えしますが、
ブログ、メルマガがいらないと言っているのは
それよりも1000倍確実で簡単な方法があるからです。
ブログも5年くらい地道に続ければ
多少はいいこともあるかもしれません^^
●本を出版するために必要なこと
さて、今日は「必要なこと」を解説します。
編集者がどこを判断して
出版企画の可否を判断しているのかを知って
自分に足りないものを埋めていけばいいわけですね。
編集者が見ているのは、大きく分けて2点です。
1.自分がやりたいテーマか
2.売れそうか
編集者は、人それぞれ自分の興味分野があり、
その分野の本をたくさん出しています。
言い方を変えると、
自分の興味分野に当てはまるもの以外は
あまり目を向けてくれません。
編集者にこれから興味を持ってもらうのは大変なので、
自分が書こうとしているテーマに対し
すでに興味を持っている編集者を見つける、
というのが常套手段になりますね。
よく、編集者に企画をプレゼンする会がありますが、
自分のジャンルに興味を持っている編集者が
その場に座っていなければ
いくら質のいい企画案を出しても全く意味がない。
それは知っておきましょう^^
そして2番目。
編集者は、自分が作った本を売りたくて仕方がない人種です。
そもそも「売れなさそう」と思ったら
だいぶ気持ちがなえてしまいます。
多くの著者は
「独自性があったら本になる」
「誰も持っていないノウハウだったら出版できる」
と考えていますが、そうじゃないですよ。
独自すぎる本は、かえって評価されないことがあります。
編集者が「売れそう!」と思わないからです。
では、どんなケースだと「売れそう!」と思ってもらえるのか?
それは、類書(同じジャンルの本)が売れているケースです。
『嫌われる勇気』がベストセラーになってから
アドラー心理学の本が本当にたくさん出版されました。
『嫌われる勇気』以前にも少しは出ていましたが、
アドラー心理学を「売れそう」と思った編集者が少なかったので
本もそれほど出ていませんでした。
『嫌われる勇気』が出てからは、
アドラー心理学あ売れる!というイメージに変わり
本当に多くの本が生み出されました。
大事なのは独自性ではありません。
類書が売れているかどうか、です。
さらにいけないのが、
「類書がない」という企画。
著者からすると「これまでになかった本」ですが、
編集者からすると「売れるイメージが全く持てない本」です。
この編集者の見方を知らないと
良かれと思って独自性を追い求め、ドツボにはまっちゃいます。
長くなりましたので、今日はここまでです。
次の記事:本の出版の実現度を高める、ライバルとの差別化とその考え方
出版を目指す方、
これからも一緒にがんばりましょう!