「どうやったら本が売れるの?」
「どうすればベストセラーになるの?」

いろんな質問を受けます。なので今日は「ベストセラーがどうやって作られるか?」を考えていきます。

結論からいうと、本がベストセラーになるために必要な条件は全部で3つあります。

1.本がおもしろい
2.応援者が増える
3.波に乗る

この3つです。

1つ目は特に説明は不要かと思います。みんなが買いたいと思うような本じゃないとベストセラーにはなり得ませんからね。ただ、おもしろい本を書けば売れていくかというと、そういうわけでもありません。本の力だけで売れていくわけじゃないんです。

なんでもそうかもしれませんが、応援者がいて、後押ししてくれる人がいるから、売れていくんですよね。たとえばAKBがわかりやすいです。応援者がいるから、「推し」てくれるから、曲も売れるし、個々のメンバーも売れていくわけです。

そしてこのポイントこそが、ぼくらが最重視しなきゃいけないところです。率直に言って自分の本をベストセラーにするために著者が確実にできることは、たったひとつ。

「応援者を増やすこと」だけです。これが2つ目の条件です。

著者の仕事は本を売ることではありません。自分の本を買ってもらうためにがんばるのではなく、自分の本を応援してくれる人を増やすためにがんばるべきです。

SNSで告知したり、Amazonランキングを上げたり、自分の名刺に書いたり、いろいろ思いつくかもしれないけど効果はかなり限定的です。実売データで検証すると、これらの[施策]をいくら頑張っても、ほぼ「無風」で終わります。

ぼくらの本が売れていくためには、まわりの力を借りる必要がある。応援してくれる仲間を増やせる人の本は売れていきます。著者が「仲間を増やすこと」に本気でコミットすれば、ベストセラーを作ることは可能です。

ただこれも10万部まで。10万部以上にするためには、3つ目の条件が必要です。

「波に乗る」という条件ですね。

「波に乗るってなんだよっ!!」と感じられたでしょう。ぼくもそう思います笑 でもそうとしか言えないんです。もう少し具体的にいうと、メディア露出の連鎖が起きるかどうかです。いろんなメディアで連鎖的に紹介してもらえるようになると、波に乗ることができる。

10万部まで行くことができてもそこで終わる本もあるし、そこを大きく超えて育っていく本もある。違いは、メディア露出です。

かつてぼくが手掛けた『渋谷ではたらく社長の告白』『実録鬼嫁日記』という本があります。両方とも数十万部の大ベストセラーになりました。

『渋谷ではたらく社長の告白』はサイバーエージェント藤田社長の著書で、本当にありとあらゆる書店のランキング1位を獲りました。

『実録鬼嫁日記』は、フジテレビで2回、連ドラにしてもらえました。集英社で漫画連載も実現し、著者のカズマさんは流行語大賞でも表彰され、某大手配給会社で映画化も進んでいました(これは大人の事情で途中で頓挫しちゃいましたが)。

この時、営業・プロモーションの全責任をぼくが負っていましたが、とにかく施策がハマりまくって、とにかく波に乗りまくっていました。当時、楽天の三木谷さんに名指しで褒めてもらえたほどでした。

ポイントは何だったか? メディア露出の連鎖を起こせたことです。

ぼくの本で10万部を超えた本は全部で8冊あります。ぼくがプロデュースなどで関わって10万部を超えている本はこれまで20冊以上あります。10万部まではある意味、著者個人の努力で行けます。でもそこから先に行くためにはメディアの力が必要です。

ぼくが自分の講座でメディアから取材を受ける方法を教えているのはそのためです。ぼくから見ると、多くの著者が「力の入れどころ」を間違えています。そこに注力しても結果出ないのに……ってところで頑張っている感じがします。

決してバカにしているのではありません。力を入れるべきポイントを変えさえすれば、結果が出るのに、もったいないと思っているんです。

努力すれば結果が出るわけではありません。正しい努力をするから結果が出るわけですね。

ぼくがやっている講座では、本を出版し、メディアから取材を受け、一気にステージを上げる方法を教えています。ぼくが実際にやってきたことを、さらに体系化させて再現性を高めています。これ、めちゃくちゃ楽しいですよ。

本を出版し、メディアに取り上げられ、ステージを一気に上げる世界に興味がある方は是非ぼくの出版セミナーに来てください。ほんと、楽しいです^^