こんにちは、木暮太一です。

本を出版するための方法は、
大きく分けて3つあります。

どんな方法があるか解説しますね。

1.編集者から声をかけてもらう
編集者は、常に企画を探しています。
というのも、平均的に編集者は月に1冊本を出さなければならず、
常に常にいい企画を見つけていかなければいけない状況にあるからです。

現在、日本で年間75,000冊以上の本が出版されています。
営業日に換算すると、1日あたり300冊もの本が出されています。

つまり、1日あたり300冊の本が企画され、
1日あたり300人の著者に企画の打診がされていることになりますね。

「編集者の目に留まる人」には、
常に声がかけられているわけです。

編集者は常に企画を探していますし、
いい企画があれば「ぜひうちから!」とお願いしてきます。

問題は、
どうすれば編集者の目に留まるか、です。

編集者も、一般のビジネスパーソンと同じように
情報収集をします。

たとえば、ネット検索をしたり
たとえば、紹介を依頼したり
たとえば、雑誌を見たりなど。

一番手軽なのは、ネット検索ですね。

そのため、
「編集者に見つけてもらうために、
ブログを毎日更新しましょう」という
指導がされているようです。

あながち間違いでもないのですが、これをやると
相当苦労し、また相当時間がかかると思います。

数年後に見つけれもらえればいいや、という方であればいいですが、
そうでなければ、もっと直接的に編集者にアプローチする方法が必要ですね。

2.知り合いの編集者にお願いする

2つ目のやり方は、
既に知り合いの編集者に「営業」する方法です。

編集者の知り合いがいる方は、
試しに話してみるのもいいでしょう。

ただ、気を付けていただきたいのは、
「編集者であればいい、というわけじゃない」、
ということです。

編集者は確かに書籍の企画を探しています。

でも、人によって、出版社によって
探しているテーマが違うんです。

そして、相手が探しているテーマを見せないと
いくら質が良くても、まったく箸にも棒にも掛からないのです。

たとえば、
営業や集客の本を作ろうとしている人に
ダイエット本の企画を見せても意味がありません。

意味がないどころか、
その人に「アドバイス」を求めてしまうと
大変なことになります。

プロ野球選手に、サッカーの勝ち方を聞くようなもので
まともなアドバイスがされないことが多いのです。

※スポーツの基本的なことは教えてもらえますが、
具体的な戦略についてはプロではありませんね。

しかし、ぼくらはその区別がつかないので、
野球選手が語るサッカーの戦略を鵜呑みにしてしまう。

これが企画を間違った方向に導いてしまうんです。

まわりの編集者にアドバイスを求める時には
その危険性をしっかり認識しておきましょう。

3.企画書を持ち込む

3つ目の方法は、
こちらから編集者にアプローチして
自分の企画を売り込むことです。

じつは、これが一番質が高い「マッチング」になります。

自分の企画に合った出版社を選ぶことができます。
いわば、サッカーの戦略を、サッカーが詳しい人に
判断してもらえるわけです。

この方法を取るのに、人脈はいりません。
編集者の人脈がなくても全く関係ない。

また、「売り込む」ことに躊躇する人もいますが、
その心配も不要です。

具体的な手順を書くと
1時間くらいかかってしまうのですが、
かいつまんで言えば

(1)自分の企画に合った出版社を見つけ
(2)その出版社に企画書を見せればいいだけ。

このやり方で、ぼくの出版塾の塾生さんたちは
次々に企画を決めています。
しかも、出版講座に出てから2カ月で決まる人も多数。
みなさんが思っているように、時間はかかりません。

人によって、合う・合わないがありますが、
結果からすると、この3番目の方法がベストです。

ぜひこのやり方を身につけて
出版を実現させてください!