ぼくは、いわゆるテレビゲーム的なものが下手です。以前、ある場で10代の女の子に「ぷよぷよ」のやり方を教えてもらいました。ちょっとうまくなったんだけど、相変わらず下手です。

でもそれはぷよぷよの話。ぷよぷよが下手だからと言って、ぼくの能力が決定づけられるわけではありませんし、ぼくがダメ人間に認定されるわけでもありません笑

当たり前ですし、誰もがそう思っているでしょう。

でも、この意識が大事なんです。みんなぷよぷよの腕前と自分自身の価値を切り分けているから、ぷよぷよのコツについて素直に教えてもらえるし、プロのぷよぷよプレイヤーとも臆せず話せるわけです。

ぷよぷよのコツを教えてもらうのに気後れする人は少ないと思います。でも、一方でビジネスというゲームのやり方を素直に聞けない人は多いです。こんなこと聞いたら恥ずかしいと思ってしまう、わかっているふりをしてしまう、私なんて相手にされないと思ってしまう。

自分より圧倒的に稼いでいる人達のグループに入りたがらない人がいます。場違い感を覚えたり、気後れしたりしちゃったりしますね。

その気持ちはわからなんではないですが、もったいないです。というのは、自分より「レベル」が高い人たちの中に入るのが、自分のレベルを上げるのに一番だからです。

「私なんかがすごい人たちの輪の中に入れるわけがない……」と感じるかもしれません。でもね、ドラクエを始めたばかりの人が「レベル1」なのは当たり前です。そして、ドラクエがレベル1だとしても、それをプレイしている自分が「レベル1」というわけではありませんね。

ビジネスや実社会も同じです。

これからビジネスというゲームを始める人が「レベル1」なのは当たり前で、先に始めている人が「レベル100」なのも当たり前です。でもそれはゲーム(ビジネス)の話であって、自分の他の能力とは関係ない。

できないことがあったら、そしてそれをできるようになりたいなら、できる人に聞きましょう。

経済を回すって、こういうことかもしれません

「親密に付き合っている人たちの平均値が自分の年収になる。」

そんな話を聞いたことがある方も多いかと思います。そしてぼくもこのような経験がありますし、ある程度「真実」と考えていいと思っています。

朱に交われば赤くなるという理屈と同じで、自分の周りにいる人たちの基準がやがて自分に浸透してくるということだと思うんです。

周りにいるメンバーが変わる、というか付き合う人が変わると自分のステージが変わっていったという体験をぼく自身、何度もしています。企業勤めのときもそうですし、独立してからの方がより強く感じています。

そして、ここからが大事なのですが、ぼくらがなぜ今のステージから変わらないとのかと言えば、それは、ぼくらのまわりにいる人が、ぼくらと同じステージにいるからだと思います。

良い・悪いの問題ではなく、成り行きに任せておくと、ぼくらの周りには、自分と同じような人が集まります。小中学校は、同じエリアの子供たちが集まります。私立であれば、同じような家庭環境の子供たちが集まっています。親の経済力、職業、価値観などが同じだから、その学校に通わせているわけです。高校・専門学校・大学も同じです。自分と同じレベル感の人たちに囲まれることになります。

これは決して悪いことじゃない。自分と同じような境遇の人たちに囲まれていれば、ある程度心地よくいられます。波長が合う友達も作りやすいでしょう。なので、これはこれで必要です。

でも自分のステージを上げたいときには、もしかしたら足かせになってしまうかもしれません。自分が年収例えば1000万の時は、だいたい1000万の人たちが周りにいます。その場にいれば話も合うし、劣等感を覚えることもなく自然にいられるでしょう。

でもそこにいると、ずーっと年収1000万でとどまり続けるか、もしくは団体ツアーのようにみんな同じスピードでみんなと一緒に移動していきます。

それが嫌だったら、自分から別のグループに入らなければいけません。年収1000万円の人が年収5000万の人たちのグループに入り「場違い感」をなくせるまで浸ると、その人自身の年収がどんどん上がっていきます。

自分の中で年収5000万が当たり前になっていくので、自分も当たり前にできるようになっていくんです。そうするとやがて自分も年収5000万に近づいていきます。これは非常に不思議なんですが、実際そうなんですよね。

ということでなりたいゴールがあるのであれば目指すゴールあるのであればそのゴールを達成している人達の中に入るのが一番かなと思います。

ただ、ひとつだけ注意点があります。多くの人が、「ちょっと先に行っている先輩」のグループに入ろうとします。例えば自分が年収1000万だとすると、年収1100万円の人たちの輪に入ろうとするわけです。非常に身近なので入りやすいということなのかもしれません。

たとえちょっとだったとしても、自分よりは上なので、何か学べることがあると感じているでしょう。でも、あんまり効果がないんですよね。入るんだったら、だいぶ先を言っている先輩の中に入らなければいけない。年収1億円、数億の人たちの輪の中に入っていくことをお勧めします。

「そんな中に入っても異次元過ぎて自分には意味がない!」「場違い感がすごい!」と抵抗する気持ちが出てくるかもしれません。でも違います。その異次元な人たちも今の自分と同じだった時があります。ぼくらと同じ人間なわけです笑 そして案外、その異次元な人はぼくらを普通に同類としてみていますし、普通に接してくれます。

そしてこれも、ゲームのコツを聞くのと同じですね。ビジネスも一種のゲームです。ゲームがうまい人に聞くことは当たり前のことです。どんどん輪の中に入って、どんどんその人たちの考え方を取り入れてみるのがベスト。

そうすれば、いつの間にかあなた自身がレベルアップしていますよ。


ぼくのメルマガでは商業出版を実現させベストセラーにするためのノウハウや、自分のコンテンツを商品化させる手法などを著者であり出版社経営者であり出版プロデューサーである立場から解説しています。ぜひ登録お願いします。