はじめに
こんにちは、木暮太一です。
「日本一ベンチプレスが上がる作家」を目指しております。…ということで、今日も筋トレしてきたんですが、それはさておき。
このブログでは、出版に関するノウハウ・考え方・やり方を解説しています。
今日のテーマはこちら。
「自信がないんだけど、本って出せるんですか?」という話。
出版を目指す人は2種類いる
出版を志す人って、実は大きく分けて2種類います。
1つ目のタイプ
「周りから“本にすればいいじゃん”って言われるから出そうと思いました」という人。
自分ではそこまで強く思っていないけど、ノウハウを本にしてと言われて出版を考えるようになったパターン。
2つ目のタイプ
「本にしたい気持ちはあるけど、私なんかが書いていいんでしょうか…」と自信がないタイプ。
この2パターン、どちらが有利かというと…実はあんまり変わらない。むしろ“自信がない人”のほうが出版しやすいかもしれないんです。
出版社が評価する“コンテンツ”は全然違う
著者が「これは価値がある!」と思っていても、出版社から見るとそうじゃないケースがほとんどです。
- 「私のノウハウすごいでしょ?」
- 「これ、セミナーでめっちゃウケるんですよ!」
っていうのが、そのまま出版できるとは限らないんです。
セミナーと書籍では、読者の“温度感”がまるで違う
- セミナー参加者:時間もお金もコミットしてくる“意識高い”人たち
- 書籍の読者:なんとなくパラっと見て「これよさそう」と思って買う
この違い、めちゃくちゃ大きいです。
だから、セミナーで人気の内容=出版で通用する内容とは限らない。
自信がない人は“素直に変えられる”という強みがある
一方で「自信がないんです」と言う人のほうが、出版社からのアドバイスを素直に受け入れやすい。
- 「ああ、そうなんですね!じゃあその方向に変えてみます」
- 「なるほど、じゃあ切り口をこう変えればいいんですね」
っていう風に、対応できるんです。これはものすごく大きなアドバンテージです。
出版において一番重要なのは…
「自分が何を言いたいか」ではなく、
「出版社が何を求めているか」「読者が何を求めているか」
なんですよ。
“俺はこれが言いたいんだ”は、自費出版でどうぞ
「俺はこれが言いたい」「出版社のアドバイスなんて聞かない」っていうスタンスなら、自費出版でどうぞ、という話になります。
今の時代、自費出版って本当に多いです。
“商業出版の顔をした自費出版”もゴロゴロあります。
周りにもいるかもしれませんよね?
「商業出版って言われてたのに、最後でお金を請求されて自費出版だった」みたいなケース。ほんと、めちゃくちゃ多いです。
出版するには、業界のルールに合わせる必要がある
大事なのは「あなたの価値がない」ということではなくて…
“出版という競技”には“出版なりのルール”がある
ってことなんです。
セミナーでトップ取ったからといって、出版の世界でもそのまま通用するとは限らない。
例えば、他の競技で日本一になっても、別の競技ではまた1からのスタートですよね。それと同じです。
自信のなさは“武器”になる
自信がないというのは、むしろウェルカム。むしろ強みです。
なぜなら、
- 自信がない人は、素材に向き合える
- どうすれば形にできるか?という目線を持っている
- 出版のプロのアドバイスを素直に吸収できる
から。
僕が関わってきた中で、一番やりにくかったのは“上場企業の社長さん”です。
すごいんですよ、もちろん。
会社を作って上場させるなんて、本当に偉業です。
でもね、その「偉業」が、出版の世界では全然響かない。
なぜなら、経営論を語るなら…
松下幸之助やスティーブ・ジョブズの本と棚で並ぶという前提で考えないといけない。
そんなレベルで競わないといけない世界なんですよ。
そこに勝つには、冷静な視点と戦略が必要なんです。
自信がない人こそ出版を目指していい
まとめると…
- 「自信がないから出版は無理」は、まったくの誤解。
- むしろ“自信のなさ”は出版において大きな強み。
- 出版は、“素材”を“業界のフォーマット”に落とし込む作業。
- その調理法を、僕はたくさん知ってます。
なので、ぜひ!自信のなさを武器にして、出版に挑戦してみてください。
この記事のまとめ
- 出版したい人は「自信満々タイプ」と「自信がないタイプ」に分かれる
- 自信がない人の方が、アドバイスを柔軟に取り入れやすく出版しやすい
- 出版はセミナーとは別競技。コンテンツの調整が必要
- 「これが言いたい」は自費出版。商業出版は読者と出版社のニーズが最優先
- 上場企業の社長でも、それだけで本が売れるわけではない
- 自信がない人は、実は“出版に向いている”
ということで、今回はちょっと抽象的な話になりましたが、他にも出版のやり方や実現ステップを詳しく語っていますので、ぜひチェックしてみてください!
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!
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