「人生に安定を求めてはいけない」
「安定を望むようになったら人生終わりだ」

そんな言われ方がされることがあります。でもですね、ぼくはそれは違うと思うんです。

ぼくは社会人1年目から複業をしてました。学生の時に自作で本を出し、社会人になってからも、作家業みたいなことをずっとやってきました。

この存在がぼくにとってものすごくプラスだった。
サラリーマンとしては、富士フイルム→サイバーエージェント→リクルートと移りましたが、それぞれの会社をすんなり辞められたのは、出版の分野でサラリーマンと同じくらいの稼ぎがあったからです。

安心感があるから、攻めることができる。花道がリバウンドを必ず取ってくれるという安心感があるから、ミッチーが躊躇なく3ポイントシュートを打てるわけですよ。そういう意味で、「もう一つの柱」は安心感を得られるものじゃないといけないと考えています。

いくら大きな金額を稼げるものだったとしても、収益が安定しなかったら柱にはなりえない。少額でも自分に安心感を与えてくれるものの方がいい。そして、その柱をどんどん育てていけばいい。ぼくはそんな考えでこれまでビジネスをやってきました。

「安定を求めてはいけない」ではなく、「安定にしがみついちゃいけない」が正しい言い方だと思う。安定は重要です。安定があるから安心できるし、安定があるからその土台から、次のチャレンジができます。

「安定って安く定まるって書くでしょ? だからダメなんですよ」
というフレーズを聞いたけど、それはその人の解釈ですね。

安定が「安く、定まる」だったら安全は「全部、安い」ってことかいな笑

何が言いたいかというと、ぼくらにはまず安定が必要ということです。生存が保証されない世の中ではビジネスも自己実現もありません。明日の生活が不安な人が前向きなチャレンジができるはずがありません。まず安定を確立することが大事です。

『金持ち父さん 貧乏父さん』の中でも、まず「安心できるマネープラン」を作ることからスタートするように語られています。

ただ、安定にしがみつくのはいけない。安定にしがみつくのは、今の心地いい場所から
1秒たりとも出たくない、と言っているだけです。安定を確保したら、その確保した土台を活かして次の領域に出てみましょう。そしてやばくなったらその土台に戻ってくればいい。

起業する時には退路を断って本気で突き進むことが良しとされています。もちろんそれで成功することもあるでしょう。でも実際には違いました。起業した人のうち、本業を続けた起業家は、やめた起業家よりも失敗の確率が33%低かったという調査データがあります。(出典:『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』アダム・グラント)

ビジネスで成功するためには、ライバルより1歩も2歩も先に行って、お客さんに選ばれる必要があります。その「選ばれる状態」を作るために、腰を据えて商品サービス作りに向き合う必要がある。そしてそのために、「安心感」を持つことが大事なんです。

ビジネスでいえば、一番大事なのは「安定売上」をつくること。

今年は1億円の売上だけど
来年は100万円しかない

という状態では前向きなことができません。まず安定売上を確保することが何より大事です。それがないと、目先の売上に右往左往することになります。そして日銭を稼ぐような小さい行動ばかりしてしまうことになっちゃいます。

少し前まで世の中は独立起業ブームでしたね。会社員を辞めて独立することは、ぼくも大賛成です。ただ、いきなり独立すると毎日不安で不安で仕方なくなります。お金がなくなっていく不安で眠れなくなりビジネスどころではなくなります。

「独立するなら安定材料を作ってから独立をした方がいい」

ぼくは常にそう言ってきました。

ぼく自身もリクルート社を辞めた時、すでに定期的な印税が年間1000万円ほどありました。独立後のビジネスがうまくいかなくても、生きていかれる安心感があった。自信があったのではなく、現実にお金が入ってきていたんです。だから思い切ることなく独立できたんです。

独立後のビジネスでも同じです。まず今の分野でできるだけ安定するビジネスを作ることが大事です。

ぼくのビジネスは、

・月額会費制の講座
・月額会費制の動画コミュニティ
・不動産投資
・顧問契約

など、毎月安定した収入になるものが基盤になっています。そのうえで講演をしたり、単発のプロジェクトに入ったり、本を書いたりしています。単発の講演や企業プロジェクトは、単価が高く、時給換算で20~30万円にもなります。

なので多くの人がその高単価案件に目が奪われてしまいます。でもそれは、あくまでも単発。今月その仕事があっても、来月あるとは限りません。アップダウンが激しい案件ばかりでは自分の基盤ができません。まずは安定収入を作ることを強くお勧めします。

基盤を作っておけば時間も場所も自由になり、自分の人生の自由度がとても高ります。ぼくが自由を求めるのはハワイで過ごすためで、ハワイに自由に行くための基盤を作ってきました。

例えていうなら、

目先の1000万円の売上よりも、毎年50万円ずつ継続して入ってくる案件を優先します。金額だけを見れば、すぐに1000万円を手に入れる方がいいかもしれない。でもそういうことじゃないんです。毎年50万円入ってくる案件を積み重ねていく方が、圧倒的に安心感が生まれる。そして次へのチャレンジがしやすくなる。

結果的に、その方が長期的に見て多くの利益を得られるんです。


自分のビジネスをストック化させ、安定的に売上を増やしていくメソッドを確立しました。ぼく自身がこの方法で売上を5倍にし、かつ働く時間は半分以下に、そして毎月の集客を全く心配しなくていい状態になりました。そのストック化モデルの威力と作り方を全5回の無料メール講座にまとめました。自分がその都度働かなくても価値が提供できる仕組みを作りましょう。無料登録は[こちら]からお願いします。