[この前メルマガに書いた内容が反響大きかったので、ブログでもシェアしますね]

突然ですが、物事がうまくいかなくなったとき、あなただったらどうしますか?

がんばる? やる気がなくなっちゃう? 別の目標を探す?

成功するまで辞めなければ必ず成功する」と言われることもありますね。

確かにその通りなんですが、ぼくは最初にこのフレーズを聞いたとき騙されている感を強く覚えました。だって、こんなこと言うだけなら簡単だもん。

「成功するまで続ければ成功する」っていうけど、そこまで続けるのが超大変なんですよ。そりゃ永遠に続けられたらいいけど、現実的にはなかなかそうはいかないじゃないですか。

お金も時間もかかるんです。成功するまでは(結果が出るまでは)、お金や時間がどんどんなくなっていきます。そして、自分のやっていることが無駄に見えてきてしまうんですよね。だから多くの人がそこまでたどり着く前に諦めてしまうわけです。

ただ一方で、本当に成功するまであきらめずに続けられる人もいます

カーネルサンダースさんがケンタッキーを作るまでに1000回以上、断られてますね。エジソンが電球を発明したとき、どのくらい失敗しましたか?

世の中には、続けられる人もいるんです。でも成果が上がるまで自分の時間やお金が「無駄になっている」ことは、彼らも同じです。

では何が違うか? 途中でやめてしまう人とエジソンやカーネルおじさんと何が違うのでしょうか?

それに気づいたときに冒頭のフレーズが腑に落ちました。

何が違うかと言えば、それは「選択肢の数」だと思うんです。

まだ試していない選択肢があれば「次はそれをやってみよう」と思える。選択肢が思いつかなければ、次に何をしていいのかわからず「万策尽きた」感に襲われてします。

大事なのは、これがダメなら、次の策、それがダメなら、また次の策というように次々にやることを思いつけるかです。

ただし、何でもいいからTo Doリストを作ればいいのではありません。「筋がいい策(少なくとも自分はそう思える策)」を持っていることが大事です。

ぼくは、これこそが[学びの目的]だと思います。

なぜ学校で学ばなければいけないか? なぜ本を読まなければいけないか? なぜ先人の話を聞かなければいけないか? それは筋のいい打ち手を思いつけるように、です。

頑張る意思があっても筋が悪い作戦を採用してしまうと結果は出ません。同時に、筋がいい作戦を捨ててしまうと、これまた結果は出ません。自分で見極められるようになるために学校が必要であり、勉強が必要なんだと思います。

筋がいい作戦を見極め、それを信じて行動し続ければ必ず結果が出ます

これを超凝縮して表現したのが冒頭の「成功するまで辞めなければ成功できる」というフレーズなんだと思います。

子供向けの学校の先生は「正解へと辿りつくやり方を知っている人」ですね。子供の時はそれでもよかったかもしれません。でも社会人の学校における先生は、ちょっと違う資質が必要です。社会人向けの先生は「筋がいい作戦を次々に出せる人」であるべきだとぼくは思います。

ぼくは出版業界に四半世紀いて、出版に関する作戦は誰よりも持っている自負があります。これだけのケースを見ていれば、自然と「次の打ち手」がたくさん湧き出てきます。だから受講生のみんなが、成果を上げられる。

そしてぼくの仕事は「これ以上、何をしていいからわからない」という人たちに筋のいい打ち手を示すことです。筋のいい打ち手をたくさん提示できれば、相手はゴールにたどり着けます。それが大事だと思っています。


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