経済を回すって、こういうことかもしれません

「経済を回す」ことは、国の大事な仕事の一つです。

でもこの「経済を回す」の定義が、なかなか曖昧で、何をしたらいいのかよくわからなくなっているような気もします。よく言われるのが「経済を回す=国民の所得を増やす」ということだと思います。個人レベルでいえば「経済を回す=散財をする(単にお金を使う)」でしょう。

ぼくはどちらにも違和感があったんです。

なので自分で考えてみて自分なりの定義をしてみました。ぼくは「経済を回すこと」を「他人のテンションを上げること」と定義しました。国の政策でいえば国民のテンションを上げる政策が、経済を回す政策。個人の行動でいえば、自分の周りにいる人が楽しくなったり、もっとこういうことをやってみようと思うようになったり、それを応援してあげることが、経済を回すこと。

要はメンタルの話であり、要は将来が明るく思えるようになることが主目的であり、要はお金の話とは限らないわけです。もっといえば、お金は関係ないかもしれない。

1年ちょっと前、バリ島に行きました。そこでは上半身裸の少年たちが、路上で物売りをしていました。めっちゃ笑顔で。すごくエネルギッシュでしたよ。超ポジティブだし。明日はもっと良くなる、明日も楽しいと思っているから、あの笑顔なんじゃないかなと思いました。

お金を稼ぐためにお金が必要ではないのと同じように、経済を回すのに必ずしもお金は必要じゃない。こういう時代に経済の話をすると「お前も経済優先か!」「この金の亡者が!」とひどく罵られることがあります。はい、ぼくは経済重視です。誰が何と言おうとぼくは経済重視です。

そもそも「経済」という言葉に「お金を稼ぐ」という意味は含まれていません。経済の語源は「経世済民」で、「世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」という意味です。国がそれを重視して何が悪いんかいな、という話です。

ぼくら個人は世の中を治めることはできないし、人々を苦しみから救うことはできないかもしれない。でも、ぼくらがお互いにポジティブな影響を与え、周囲のテンションを上げられれば、人生の質が格段に上がる。そしてそれが、経済を回すことなんじゃないかな。ということで、今日も経済を回してきます。みなさんも一緒にいかがですか?^^