はじめに

こんにちは、木暮太一です。
今日はちょっと焼肉を食べすぎてお腹いっぱいですが、そんな状態でも「出版の裏側」についてお話ししていきたいと思います。

今回のテーマは、
「本を出したことがない人が誤解している3つのポイント」 です。

出版に興味がある方、これから本を出したいと思っている方には特に役立つ内容になっています。

本を出したことがない人が誤解している3選

誤解①:本を出せる人はすごい人だけ

多くの人が「本を出している人=すごい人」だと思い込んでいます。でもこれは大きな誤解です。
「本を出したからすごい人に見えている」だけなんです。

本を出す前から誰もがすごかったわけではありません。
「私はまだそこまでの実績がないから、本なんて出せない」
「自分なんて、土台にすら乗っていないんじゃないか」
——そんなふうに思ってしまう人がとても多いんです。

でも、本屋さんを見てみてください。知らない著者の本、たくさん並んでますよね?
有名な人もいますが、大半はあなたが今まで知らなかった人たちなんです。
つまり、「すごいから本を出せた」わけではなく、
「本を出したことで、その人が“すごそうに”見えるようになった」というのが事実なんです。

私自身も66冊本を出してきましたが、読者の多くは私のことを知りませんでした。
私という人間ではなく、本の中身に興味を持ってくれたから読んでくれているんです。

誤解②:圧倒的な実績がないと本は出せない

これもよくある誤解です。
「私にはまだ圧倒的な実績がないから、出版なんて無理だ」と思い込んでいませんか?

でも、考えてみてください。
毎年約7万5000冊の新刊が出版されているんですよ。
著者数にして、ざっくり5万人近くが“新しく”著者になっているという計算になります。

その全員が「圧倒的な実績を持っている」なんて、ありえないですよね?
もしそうなら、圧倒的実績のハードルはもはや“普通”になってしまいます。

営業の本を出している人が全員トップセールス?
マーケ本を書いている人が全員伝説のマーケター?
そんなわけないんです。

つまり、有名だから出版できるのではなく、出版することで“すごく見える”ようになる
ここがポイントです。

誤解③:書くことがない=出版できない

「私には語れることなんてない」
「書くことがないから、本なんて出せない」
これもまた、よくある誤解です。

でも、考えてみてください。

小学校の先生が数学オリンピックの金メダリストである必要ってありますか?
体育の先生がオリンピック選手である必要、ありますか?
——ないですよね。

大事なのは“誰に向けて書くか”なんです。

レベル1の人に教えるなら、あなたがレベル2であれば十分。
全員に届ける必要なんてありません。
自分が持っている知識や経験が、誰かにとっての「答え」や「希望」になる可能性があるんです。

たとえば、ニートの方が“先輩ニート”として後輩に向けて伝えることがあれば、それも立派な出版テーマになります。
専業主婦が料理について書く方が、バリキャリの人よりも説得力あることだってあります。

大事なのは、
「自分が誰を救えるか」を見つけること。
そして、その人たちに向けて書くことなんです。

この記事のまとめ

本を出したことがない人がよくしている3つの誤解、いかがだったでしょうか?

  • 本を出せる人=すごい人 → ❌ 本を出したからすごく見えるだけ
  • 圧倒的な実績が必要 → ❌ 年間5万人が新規著者に
  • 書くことがない → ❌ あなたの経験が誰かを救う

出版は、「選ばれし者の世界」ではありません。
あなたにも可能性はあります。

ただし、“誰かを救う”視点を持つことが大前提
自分史や単なる日記ではなく、誰かのために書くことが本になる第一歩です。

出版の世界には、一般の人からは見えない部分がたくさんあります。
これからも、そういった裏側の情報をどんどんお伝えしていきます。

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