はじめに
こんにちは、木暮太一です。今日も出版の裏側についてお話ししていきます。今回のテーマは、商業出版を目指す方がどのようにしてネットワーキング(人脈作り)を進めるべきかという点です。
正直なところ、私は「人脈」という言葉があまり好きではありません。しかし、ビジネスの世界では人と人とのつながりが重要であり、良い出会いが増えればそれだけチャンスも広がるのは事実です。では、どのように人脈を広げ、出版の機会を増やせばいいのかについて解説していきます。
出版業界でのネットワーキングの現実
多くの人は「出版業界にはクローズドな集まりがあり、業界人でなければ入れない」と思っているかもしれません。しかし、それは誤解です。たとえば、SNSでは「著者パーティーに行ってきました」「著者の集まりに参加しました」といった投稿を見かけることがありますが、実際には著者だけしか参加できない会というのはほとんど存在しません。
例えば、ダイヤモンド社の編集長・土江さんが主催する会がありますが、これは著者でなくても参加可能です。こういった業界の集まりに足を運べば、編集者や著者だけでなく、デザイナーや校閲者(構成者)など、出版に関わるさまざまな人と出会うことができます。
ネットワーキングの場でできること
このような場に参加すれば、自然と編集者や著者と知り合うことができます。しかし、知り合っただけで本の出版が決まるわけではないという点には注意が必要です。
私は「人脈」という言葉が嫌いです。なぜなら、「人とのつながりを金に変えようとする考え方」が透けて見えるからです。友人からお金をもらおうとするようなものですよね。単に知り合いを増やせば仕事がもらえるという発想では成功しません。
大切なのは、「相手にとって価値のある存在」になることです。編集者や出版業界の人が「この人と一緒に何かをやりたい」と思えるような人間であることが重要です。
編集者とつながるための具体的な方法
では、どのようにして編集者とつながり、関係を築いていけばいいのでしょうか?
1. 編集者のSNSをチェックする
編集者はFacebookやTwitter(X)で情報を発信していることが多く、どのような本を作っているか、どのようなことに関心を持っているかがわかります。これをチェックすることで、彼らの好みや興味を把握できます。
2. 編集者が作った本を読む
編集者ごとに得意なジャンルがあります。その編集者がどのような本を作っているのかを知ることで、「この人に企画を持ち込めば興味を持ってもらえそうだ」と判断できます。
3. SNSで積極的に関わる
TwitterやFacebookで編集者が発信している内容に対して、リツイートやコメントをして自分の意見を発信することで、編集者の目に留まりやすくなります。
4. 出版関係のイベントに参加する
著者や編集者が集まるイベントに参加することで、直接コミュニケーションを取る機会を増やせます。出版業界の人と接点を持つことで、自然とチャンスが生まれる可能性が高まります。
ネットワーキングの本質とは?
大切なのは、**「どうすれば編集者にとって価値のある人間になれるか」**を考えることです。
- 編集者が求める著者像を理解する
- 彼らの興味関心を知る
- 有益な情報を提供できる存在になる
これらを意識して行動することで、自然と出版のチャンスが増えていくはずです。
この記事のまとめ
- 出版業界の集まりは、著者でなくても参加できるものが多い。まずは業界のイベントに足を運ぶ。
- 知り合いを増やすだけで出版が決まるわけではない。編集者にとって価値のある存在になることが重要。
- 編集者のSNSをチェックし、彼らの興味や関心を把握する。
- 編集者が作った本を読んで、どのような企画を好むかを理解する。
- SNSで積極的に発信し、編集者の目に留まる機会を増やす。
出版を目指すなら、「人脈を増やせばチャンスが来る」と考えるのではなく、「編集者にとって価値のある人間になる」ことを目指して行動することが大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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