コロナは落ち着いたと思いきやまた戻ってきそうな気配ですね。ほんとやめてほしいです。コロナ以前の生活を忘れそうになっている自分にややびっくりです。

ただ、この状況は状況として受け入れ、冷静に粛々と対応できるようにならなきゃいけない。ビジネスでは特にそうです。そしてこの状況の変化がプラスに作用している業界もあります。つまり、コロナですごく厳しい状況に置かれている業種もある一方で、コロナ禍で逆に需要が増えているコンテンツもあるわけです。

そのコンテンツ要素を取り入れている企業はこの状況でも伸びていますよね。例えば「オンラインのコンテンツ」はかなり需要が増えています。

オンラインでコンテンツを配信する方法
オンラインで仕事を進める方法
オンラインで効果的な打ち合わせをする方法

などなど。
このオンライン化への需要は、今後もしばらく継続するでしょう。というか、オンラインでも提供することを前提に考えていかないと、今後のビジネスは難しくなりそうです。

そしてこの「オンライン化」と表裏一体で需要が急激に伸びているコンテンツがあります。それは……

「気まずさへの対処方法」です。

ぼくは1997年から著者として活動を始め、2004年から出版社を経営しています。その経験から商業出版をする方法を教える出版塾を主宰しています。多くの受講生さんに参加いただいていますが、コロナによる環境の変化は、ほぼ全員のコンテンツ作りに影響を与えています。というか、ほぼ全員が自分のコンテンツを活かして、「コロナ禍で求められるコンテンツ」を作ることができます。

仕組みとしてオンラインになっても、それを使う人たちもオンライン仕様に変わるわけではありません。オンラインが苦手な人は必ずいるわけです。でもオンラインにならざるを得ない。でもできない。ストレスたまる。その人たちが抱える課題が同時に生まれてきているんです。

そしてそれが顕著に表面化しているのが「この気まずさをなんとかしたい」という欲求です。オンラインだと対面よりも話がしづらいんですよ。オンラインだと対面よりも場がもたないんですよ。人間関係が作りづらいんですよ。
仕事だから仕方なくオンラインにしてるけど日々ストレスをためている人はたくさんいます。そしてそれが書籍の実売データにも表れています。

「オンライン化させる方法」はもちろん需要が伸びていきますが、それと同時に発生している「気まずさ」を解消していくノウハウもこれから伸びていきます。そのノウハウは例えばストレスを発散する方法かもしれないし、オンライン雑談力を磨くことかもしれないし、「『つまらない人』と思われる勇気」かもしれないし、苦手なコミュニケーションをスルーする力かもしれません。

かつてアメリカがゴールドラッシュに熱狂したとき、付随してジーンズの需要が急激に伸びました。環境が変わると、それに伴って一部の新しいジャンルが注目されます。そして、その「一部の新しいジャンル」に付随して、周辺ジャンルの需要も増えていきます。本当に注目されるのは一部の新しいジャンルのみですが、そこに付随していろんなニーズが生まれていきます。そこに着目すれば、仮に自分が「一部の新しいジャンル」のビジネスを持っていなくても、環境の変化についていかれますね。