こんにちは、木暮太一です。
今日は『高額セミナーも売れるようになる「フロントセミナー」』についてお話します。

 

なぜフロントセミナーが必要なのか

なぜフロントセミナーが必要なのかというと「バックエンドセミナーを販売するため」です。

30万円などする高額なバックエンドセミナーを、お客さんはいきなり買えるでしょうか。
お客さんはバックエンドセミナーを知っても「自分が求めるものが本当に得られるのか」と疑問をもちます。
しかし自分が求めるものを得られるとわかれば、お客さんにとってお金を払わない理由はありません。

つまりフロントセミナーはバックエンドセミナーの「説明会」のようなものです。
バックエンドセミナーの内容の一部を知ってもらい、お客さんに「求める変化を得られる」と思ってもらうための場なのです。

 

フロントセミナーの3つの目的

フロントセミナーには3つの目的があります。

  1. お客さんがそのゴールに行きたいということを確認する
  2. お客さんがゴールまでの行き方がわからないことを確認する
  3.  私(セミナー講師)ならゴールに連れて行けることを納得してもらう

お客さんがそのゴールに行きたいということを確認する

バックエンドセミナーの営業で「バックエンドセミナーでは~という変化を得られる」と提案したとします。
しかしそのお客さんが「~」という変化を欲しがっていない可能性もあります。
そこでフロントセミナーで、お客さんが変化の先のゴールに行きたいことを確認するのです。

お客さんがゴールまでの行き方がわからないことを確認する

お客さんが一人ではゴールに辿り着けない、ゴールまでの行き方がわからないことを確認しましょう。
お客さんが自力でゴールに辿り着けると勘違いしては、バックエンドセミナーを必要としないからです。

私(セミナー講師)ならゴールに連れて行けると納得してもらう

お客さんのゴールを確認しても、私(セミナー講師)を信頼してもらえなければお金は払ってもらえません。
そこでお客さんに、私ならあなたが求めるゴールに連れて行けるということを納得してもらう必要があります。

 

目的を達成するためのフロントセミナーのポイント

フロントセミナーには2つのポイントがあります。

  1. Q&A方式
  2. アイテムを装備する感覚

Q&A方式

セミナーでのQ&A方式というと、多くの人は参加者からの疑問に、講師が答えることをイメージします。
しかしフロントセミナーにおいて大切なのは、講師が受講者に疑問を投げかけ、受講者に考えてもらうこと。さらに、受講者が「わからない」という自覚をした後に、講師自身がその場で答えを伝えることです。
疑問を投げかけることで「参加者のわからない」状態を作り出します。参加者がこの状態になれば、自分の力ではゴールに辿り着けないことを自身で自覚できます。
Q&A方式は、フロントセミナーセミナーの目的「お客さんがゴールまでの行き方がわからないことを確認する」ためのポイントでもあります。

アイテムを装備する感覚

ぼくは、お客さんが新しい概念を身に付ける感覚を「アイテムを装備する感覚」だと思っています。
「アイテムを装備する感覚」をセミナーで話すときは「~の概念を新しく身に付けたら、求める変化を得られます」などと表現しましょう。

なぜ「アイテムを装備する感覚」が重要なのか。
お客さんができそうなことを、できそうなフレーズで言えば、お客さんはお金を払わず自分でゴールに行こうとします。
これではバックエンドセミナーを販売することもできず、お客さんもゴールに辿り着けません。
お客さんの「努力でカバーできる」という誤った認識を修正するためにも、この感覚を得られるセミナーにしましょう。

 

フロントセミナーのを作るときの3つの失敗

  1. すべて伝えてしまう
  2. ビビッて売れない
  3. 講師に威厳がない

「全て伝えてしまう」この失敗をする人が非常に多いです。
全て伝えれば、お客さんはバックエンドセミナーを購入する必要がありません。

また「ビビッて売れない」ことも、セミナー講師にありがちな失敗です。
ぼく自身も、はじめは高額なセミナーをビビッて売れませんでした。
「高額なものを売ることは悪いこと」「同じように高額だけど中身のないセミナーを売る~さんと一緒だと思われたくない」
そんな気持ちもあって売れなかったのです。

そして威厳のない講師に、お客さんは30万円などの大きなお金を預けようと思うでしょうか。
セミナーに訪れる人は真剣であり、講師は全力で向き合わなければなりません。

セミナー講師のなかで、自分のこだわりやキャラを出そうとする人がいます。
しかし、こだわりやキャラを出すのは二の次。
お客さんに「この人になら安心して30万円払える」と思ってもらえなければ、バックエンドセミナーは売れません。

セミナービジネスでお金を稼ぐためにはバックエンドセミナーが必須です。
しかしバックエンドセミナーを売るためにはフロントセミナーが必須です。
フロントセミナーの目的やポイント、多くの人がやってしまう失敗を参考にしましょう。
そしてお客さんをゴールに連れて行けるバックエンドセミナーを売れるフロントセミナーを作りましょう。