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はじめに
こんにちは、木暮太一です。今日も出版の裏側についてお話ししていきます。
今回のテーマは 「フリーランスが出版をビジネスに繋げる方法」 です。本を出したものの、どう活用すればいいのか分からない方も多いと思います。せっかく出版した本を、ビジネスにしっかりと活かす方法について解説していきます。
出版後に本を活用できていない人が多い
多くの著者が 「本を出しっぱなし」 になってしまっていると言われます。本を出して終わりではなく、どう活用するかが重要です。しかし、そもそも 「自分の本がどれだけ売れているのか分からない」 ため、何をすれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
例えば、出版パーティーを開いたり、インスタライブやYouTubeライブを実施したりと、盛り上がることはできます。しかし、時間が経つと次第に忘れ去られ、何の効果も残らないというケースが多いのです。
しかし、本の本当の威力は 出版後の活用 にあります。
本はあなたの営業マンになる
出版することで、著者の ステータスは大きく向上 します。そして本は、全国の2000〜3000店舗の書店に広がり、 あなたの代わりに営業 してくれるのです。
本を読んだ人が、「この著者はこんなことを言っている」「この考え方は面白い」と感じれば、あなたの名前や活動が広がっていきます。つまり、本は 著者が直接届けられなかった人々へメッセージを届けるツール になるのです。
ここで重要なのが 「どうやって本を活用し、読者をビジネスに誘導するか」 という点です。
違法な手法に注意!本にチラシを挟むのはNG
かつて、情報商材の本では 「メルマガ登録を促すチラシ」 を挟み込み、追加コンテンツを提供する手法が流行りました。
例えば、「メルマガ登録で未収録の第8章をプレゼントします!」といった手法です。しかし、これは 明確な業界ルール違反 であり、罰則対象となります。
出版社もこれを理解しており、違反行為を繰り返す著者は 「出入り禁止」 となることもあります。信頼を失うリスクが高いため、この方法は避けるべきです。
合法的な方法:QRコードの活用
チラシの挟み込みはNGですが、 「本の最終ページにQRコードを掲載する」 ことは可能です。
読者がQRコードを読み取ることで、特典コンテンツやメルマガ登録へ誘導できます。ただし、この方法も 出版社の許可が必要 です。
一部の出版社ではこの手法を積極的に採用しており、フォレスト出版などがその代表例です。私も次の本をフォレスト出版から出す予定で、最後のページに 「特典登録用のQRコード」 を掲載する予定です。
ただし、この方法でも 「メルマガ登録者=優良な見込み客」 とは限りません。特典目当てで登録する人も多いため、次のビジネスに直接つながるとは限らないのです。
出版をビジネスに繋げる具体的な方法
では、どうすれば 本をビジネスに活用 できるのでしょうか?
BtoC向けの出版活用法
BtoCの場合、 「読者の成功事例を本に載せる」 ことが効果的です。
例えば、自分の講座を受講した人がどのように成功したのかを 自然な流れで本文中に組み込む ことで、読者に 「この方法を試してみたい!」 と思わせることができます。
ただし、 「成功事例だけをまとめたページ」 を作るのは逆効果です。読者に売り込み感が伝わり、読み飛ばされてしまうからです。
そのため、 本文の中でさらっと事例を紹介する ことがポイントになります。
BtoB向けの出版活用法
BtoBの場合、 企業の研修担当者に安心感を与える ことが重要です。
例えば、
- 「どの企業での実績があるのか」
- 「どんな課題を解決してきたのか」
- 「どんな言葉遣いをするのか」
といった要素を 本の中に自然に組み込む ことで、読者に信頼感を与えることができます。
また、 「企業研修の事例をさりげなく紹介する」 ことも有効です。
私の著書 『リーダーの言語化』 では、企業研修の事例をさりげなく組み込みました。その結果、 毎日のように研修の問い合わせが来るようになった のです。
この記事のまとめ
出版は 単なるゴールではなく、ビジネスの強力なツール です。
- 本はあなたの営業マンになる
- 違法な手法(チラシの挟み込み)はNG
- QRコードを活用する方法はあるが、出版社の許可が必要
- BtoCは読者の成功事例を自然に取り入れる
- BtoBは研修担当者に安心感を与える情報を入れる
このように、 本をどう活用するかで、その後のビジネス展開が大きく変わります。
BtoBに興味がある方は『リーダーの言語化』、BtoCのビジネス活用法を知りたい方は『すごい言語化』をぜひ読んでみてください。
これからも 出版の裏側について発信 していきますので、ぜひ チャンネル登録と高評価 をお願いします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!