はじめに

こんにちは、木暮太一です。
今日も筋トレ、頑張ってきました!

さて今回のテーマは、前回も少しお話した「ライター」、特にゴーストライターに関して。
「本を書くとき、自分で文章を書くのが苦手」「時間がなくて、誰かに書いてもらいたい」という声、よく耳にします。

そんなときに登場するのがライターさん
でも、実際どうなの?
本当にライターさんに任せて大丈夫?

今日は、そのリアルな実情を詳しくお話ししていきます。


ゴーストライターという仕事の現実

ゴーストライターってどういう人?

いわゆる「著者の代わりに本を書く人」。
芸能人や企業の社長さんなど、時間もスキルもない人のために原稿を書いてくれる存在です。

これ、自体は珍しくないし、業界では**“普通にある話”**なんです。

でも――
クオリティが、圧倒的に足りていない


使い物にならないケースがほとんど

ストレートに言います。
「ちゃんと書ける人」はほんの一握り
僕が今まで仕事で関わって「またお願いしたい」と思える人は、5人もいません

それ以外は…正直に言って、
日本語としてすら成立していない文章を出してくるケースも多いんです。

「あとで自由に修正してください」
は?最初から完璧なものを出してください!

新聞記者だったらそんなことしませんよね。
ところが、ブックライターはここが本当に甘い。
仕事として成立していないレベルがほとんどなんです。


僕の実体験:原稿、全部書き直し!

実際、僕が今までライターさんにお願いした本は4冊
そのうち2冊は、一文字も使っていません

全ページ、全面書き直しです。
もはや「最初から自分で書いた方が早かった」と思うレベル。


ブックライターとWebライターの違い

ここで、よく誤解されている点があります。

Webライターとブックライターは全く別モノです。

  • Webライター:自分の名前で、自分の文体で記事を書く
  • ブックライター:著者になりきって書く“影武者”のような存在

ブックライティングでは、著者の文体を完全に再現しなければなりません。

でも現実には…自分のスタイルで勝手に書いてくる人が大半。

「役者」になって、著者に“憑依”する覚悟が求められるのがブックライターの仕事です。
それができない人に頼んでも、意味がないんです。


編集者も著者も、みんな苦労してる

出版社の編集者も、著者仲間も、口を揃えてこう言います

「ライターに頼むと、余計大変になるよね」

自分の文章に強いこだわりがない人は、あまり気にしないかもしれません。
でも、“自分の子ども”のように本を大切にしている人にとっては、
ライターに頼む=地獄になることもあるんです。

この記事のまとめ

もちろん全員を否定しているわけではありません。
中には本当に素晴らしい方もいます。

でも、割合で言えば、圧倒的に「使えない人」が多い。

出版業界にいる人なら皆、口を揃えてそう言います。
僕自身もそう感じていますし、他の著者も同じように話します。

だからこそ、
「自分で書く」ことが、最も早くて正確で、そして効果的なんです。

今日はちょっと厳しめの話になりましたが、
本というのは著者の名前で世に出る「作品」です。

中途半端な文章では出せない。
だからこそ、覚悟と責任を持って、ライターに頼るべきかどうか考えてほしいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事内容の詳細をYoutubeで語っています。ぜひYoutubeもご覧ください。