たとえばセミナー講師やコンサルタントが稼げないのは、「低額商品しか扱っていないから」が大きな理由です。要は、1回3000円・5000円くらいの値付けでサービス提供しているので、どれだけ頑張ってもなかなか大きな金額になりませんね。
ここは多くの人が気づいています。そしてその対策として高額化を目指しています。できるかどうかは別にして高額商品を作ることが問題解決につながると思っているわけですね。
確かにその側面はあります。でも、高額商品を作ったら作ったで、別の問題が出てきます。それは「売上が安定しない」ということです。
売れたときはいいです。一気に大きな金額が入ってきますからね。
でも売れない時期は? 「今月はゼロだった。来月もまたゼロかもしれない。このままずっと売れなかったらどうしよう……」という不安は常に付きまといます。
この不安は、とてもやっかいです。この不安のせいで、自分のビジネスに自信を無くしてしまう人が続出します。
めちゃくちゃ安い金額で販売していたら、ずっと報われません。でも、自分のサービスを高額化させればすべての問題が解決するわけでもありません。ぼくらが自分のビジネスを充実させるには、ぼくらの中に「安心感」がなければいけません。
この表を見てください。AパターンとBパターンで毎月の売上を表にまとめました。AもBも年間の売上合計は同額です。
さて、あなたはどちらを選びますか?
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
A | 300 | 0 | 0 | 0 | 200 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
B | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 |
Aパターンでは、商品を高額化させています。100万円の商品を販売し、年間6本売れて、売上600万円。
Bパターンでは、5万円の商品を毎月10名に販売し、月間50万円です。そして年間600万円。
イメージしてもらいたいのは、どちらかが安心感があるか? です。金額だけで考えれば100万円の商材と5万円の商材は、5万円の方が買ってもらいやすいです。なので、「来月も売れるだろう」と安心感を持てます。
この安心感こそが大事なんです。自分でビジネスをしている場合、自分にエネルギーがなくなったら終わりです。何もできなくなるし、顧客もそれを感じます。逆に、焦って売上を取りに行こうとする人もいますが、これもギラギラして嫌がられますよね。「あの人とは関わりたくない」と思われちゃいます。
ぼくらの安心感を作るのは、毎月安定して入ってくるお金です。「来月も大丈夫だろう」と思える安定基盤を持っていることが大事なんです。
よくあるセミナービジネスでは、商品を高額化させればすべて解決みたいな言われ方がされていますが、それは間違いです。少なくとも、高額商品を売り慣れていない人がその発想を取り入れると大変なことになります。
ぼくもかつて、セミナービジネスを始めた時にここに悩みました。それまで1冊1500円前後の商品(本)を売っていたので、30万円のセミナーを売ることに慣れていませんでした。そして「こんな高額なものを売って大丈夫だろうか」と日々、不安とストレスを感じていました。
その不安は相手に伝わりますので、顧客も申し込みません。申込んでもらえないから焦って、より不安になる。そしてその不安がまた顧客に伝わる。そんな悪循環でした。
ビジネスを大きくしたいなら、安定基盤をまず作ることが大事です。毎月安心できるからこそ、自分にエネルギーがわいてきて、いろんなチャレンジができるということを、ぜひお忘れなく。
ぼくは、ストック化のひとつとして[動画セミナー商品]をつくり、自動販売する仕組みを構築しました。動画セミナーのポイントと威力について全5回の無料メール講座にまとめましたので、興味がある方は[こちら]から登録お願いします。