「何の制限もなかったら、あなたは何がしたいですか?」
これって、自分のやりたいことを見つけるワークでよく言われているけど、この問いかけだと、相手の本心にたどり着けないと思う。(そういうワークやっている人いたらごめんなさい。)
自分の中にあるやりたいことを、制限を取っ払って、もう一度思い出してみようって主旨のワークだと思うけど、この問いかけでは制限は取っ払えなくない?
だって、現実には「何の制限もない」という状態はあり得ないですから。
「制限がないと仮定してみて」というのは、「重力がないと思ってみて。そうすれば、ビルの屋上から飛べるでしょ? ほら、飛べるイメージしてみて!」って言っているのと同じです。少なくともぼくには同じように聞こえます。
重力あるもん。実際に飛んだら落ちるもん。
「何の制限もなかったら~?」というワーク中は、「そう考えたら、こんなアイディアが浮かんだ」とか「本当はこういうことをやりたかったって思い出しました!」っていうけど、それは単にその場のノリに合わせてるだけですよね。
現実社会に戻ったら、制限はバリバリあるし、制限なく考える事なんてできない。明日会社に行かなきゃいけないし、お金も限りがあるし、家族がいたら家族を放っておいてどこかに行くことも実際は無理でしょ。
なので、本当にやりたいこと、特にプライベート分野でやりたいことを見つけるためには別の問いかけが必要です。
ぼくが考えたのは、
「あなたの人に言えない欲望は何?」
です。
要は、自分としては「こんなこと言ったらいけない」「引かれるかも」と思って躊躇している感情です。その感情を引き出すことで、自分に蓋をしていたことに気づくのではないかと思いました。
もちろん、法に触れることや人を傷つけることはダメです。
ただ、この「人に言えない欲望」は、長年自分の中で満たされてこなかったもので、じつはここに本当にやりたいことが隠れているんじゃないかと思ったんですよ。
「英語が話せるようになりたい」とは言えますが、
「英語が話せるようになって、金髪美女と付き合いたい」は、ちょいとはばかられます。
「こういう仕事がしたい」は言えますが、
「こういう仕事をしてお金持ちになって、モテたい」は言えない人もいます。
これまで、あなたは人に言える欲求しか口にしてこなかった。そして人に言えない欲望を出せなかった。だから自分が本当にやりたいことにたどり着かなった。
「こんなことできない」というのは、こんなことを言ったら怒られる、変だと思われる、白い目で見られる、否定される、という想いがあったからなんじゃないでしょうか?
「やりたいことをが見つからないのは、自分で無理だと決めているから」って言われるけど、本当にそうだろうか? ぼくは「人の目を気にしてそれを避けてきたから」って方が大きいと感じてます。
もしそうだとしたら、これまで人に言えなかった欲望を口にすることで、本当にやりたいことが見えてくる。だから、まずは言いましょう。人に言えない欲望は何ですか?
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