はじめに
こんにちは、木暮太一です。
今日も「出版の裏側」についてお話ししていきます。
今回のテーマは――
「本を書き続けている人が、どのようにインプットしているのか?」
一見すると「え? 本を書くことがインプットにつながるの?」と思われるかもしれません。ですが、僕自身30年近く本を書き続け、累計200万部に迫るまでになった経験から断言できます。
本を書くこと自体が、次のインプットにつながる最大の方法なのです。
ネタ切れしない理由
僕は19歳から本を書き続け、すでに60冊以上を出版してきました。
よく聞かれるのが――
「そんなにネタがよく尽きませんね」という質問です。
正直、以前はあまり意識していませんでした。でも振り返って分析してみると、明確な理由が見えてきました。
それは、本を書くことで、次のネタが生まれるということです。
本を書くと新しい発見が生まれる
1冊の本を書くには、とにかく多くのインプットが必要です。
- 本を1冊=「100」の文章量だとしたら
- 実際は「200」書いて、「100」に削ります
- その「200」を書くためには「300」ぐらいのインプットをします
つまり――
300インプット → 200アウトプット → 100に凝縮
この流れの中で、常に「未処理の200」が残ります。
この「未処理の200」が、次の本のテーマやネタになっていくのです。
アウトプット前提でインプットする
本を書くことを前提にインプットすると、映画を観ても、漫画を読んでも、旅行に行っても、あらゆることが題材になります。
- 「あ、この表現は使える」
- 「これは前に調べたことと繋がる」
といった発見が次々に起こるのです。
単に情報を仕入れるだけでは見えてこない気づきが、アウトプットを前提にすると得られます。
本を書き続けるから次が生まれる
僕自身のキャリアを振り返っても、常にこの繰り返しでした。
- 経済学の解説書を書く
→ 余剰のリサーチから「経済ニュース解説本」が生まれる - 経済ニュース本を書く
→ 「働き方」の本が生まれる - 働き方の研究
→ 「お金」に関する本が生まれる - さらに「コミュニケーション」「言語化」へと発展
こうして次々とテーマが連鎖していったのです。
つまり、1冊出すと次の1冊が自然に見えてくる。
本を書くことは最高の成長装置
もし僕が本を書かずに、ただ本を読むだけだったら――
ここまで成長することはできなかったでしょう。
- アウトプットするからこそ、学びが深まる
- 書くことで自分の考えが整理される
- 書いた結果「次の種」が必ず残る
これを30年繰り返してきたからこそ、今があります。
まとめ
本を書き続けられる人は、アウトプットを通じてインプットの幅を広げているのです。
「書く」→「余剰が生まれる」→「次のテーマが見つかる」
この循環が成長と成果をもたらしてくれます。
キーポイント
- 本を書くこと自体がインプットの源泉になる
- 1冊書くために「3倍」の学びをする → 余剰が次のネタになる
- アウトプット前提でインプットすると、あらゆる経験が題材になる
- 書き続けることでテーマが連鎖的に広がる
- 本を書くことは最高の成長装置
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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