今回は、「差別化」について説明します。

自分が本にしようとしているテーマがありますね。
そして、似たような本があるかどうか探します。

では果たして、どちらがいいでしょうか?

1.自分が出そうとしている本と似ている本がすでにある
2.そのテーマで書いている本はない

さて、どちらがいいでしょう?

総じていうならば、答えは「1」です。
自分が出そうとしている本と似ている本」がすでにある方が
みなさんも本を出しやすいし、売れやすい

似たような本があるということは、
ライバルがあるということですよね。

ライバルはない方がいいと思うのが普通です。

でも、出版業界の場合は、
必ずしもそうではないんです。

一般的には、「ライバルがすでにあった方がいい」んです。

一体なぜ?
それは、「マーケットの熟成具合」の問題です。

なんでもそうですが、
マーケットが育っていないときは、
ライバルも少ないけど、お客さんも少ない。

みんな、そういう商品があるということも知らない。
だからなかなか売れない。

ライバルとなる本がないということは、
そのマーケット、そのテーマが
出版業界的に盛り上がっていない
ということなんです。

そして、そのジャンルに興味を持っている読者も
まだまだ少ないということです。

そこで戦うより、
すでに温まっている市場で勝負したほうがいい。

すでに書店にお客さんが集まっていて、
出版社も売り方がわかっている本の方がいい。

そのほうが圧倒的に勝ちやすいんです。

「自分しか考えていない本です」
「ほかに誰も出していない内容なんです」は、
もしかしたら、
「まだ誰にも注目されてないテーマ」かもしれません。

そこの見極め、大事ですね。

ただ、見極めるといっても、
なにか難しい分析をするわけではありません。
簡単な見極めのポイントがあります。

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