こんにちは、木暮太一です。
今日は出版企画書の目的に関して、説明をします。

本を出版するためには、まず出版企画書を書かなければいけません。

出版企画書は、本を出版するためには避けて通れないもので、
皆が書かなければいけないものなんです。

ですが「なんで、この出版企画書を書かなければいけないのか?」
「この企画書の目的とは何なのか?」というのは意外と知られていないんですね。

というのは、誤解している人が非常に多いと思います。
結論から言いますと、この出版企画書の目的は「編集者に会うこと」です。
編集者に会えれば、それでいいですし、編集者に会えなければダメなんですね。

 

で、よっぽどでなければ、
出版企画書の内容がそのまま本になることはない、と思っていただいて結構です。
一生懸命に企画書を書いても、そのまま本になることはないんですよ。

じゃあ、なんでそれを書くかというと、
「この人、面白そうなこと書いてくれそうだな」
と編集者に思ってもらうため。これが最大の目的なんです。

で、編集者と実際に会ったら、
いろんなヒアリングというかですね、いろんなことを聞かれます。
「どういう経験をされたんですか?」
「どういうことを知っているんですか?」
「どういうノウハウをお持ちなんですか?」
というように、どんどんヒアリングをされていきます。

そこで出てきたキーワードやノウハウをもとに
編集者と一緒に作っていくといきます。
それが実際の本作りの工程です。

繰り返しになりますが、出版企画書がそのまま本になるとは思わないでください。

 

編集者というのは、「編集する人」。「編む人」ですね。
情報を編む人なので、完璧なものを持って来られても、
あんまり面白くないわけですよ。

なかには、ラクをしたいというか、
そのまま出せたらいいなと思う人もいるかもしれませんが、
基本的には、いい人・面白そうな人を見つけて、
「自分がこの人の本当の面白さを引き出そう」と思うのが、
「編集者」っていう人種。

なので、企画書を気に入ってもらったら、
そこから打合せやブレストがイチからはじまります。

出版企画書の役割は「この人に会ってみたいな」と思ってもらうこと。
それ以上でもそれ以下でもありません。

それをしっかり認識した上で書いてみましょう。

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